일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

きゅうけつき

吸血鬼

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 吸血鬼(きゅうけつき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 190,554자 · 381화면

아오조라 문고

「これだけ探してもいない所を見ると、曲者はとっくに、外へ出てしまったのでしょう。あの大勢の見物人の間に混っていますと、いくら注意して見張っていても、見逃すということもありましょうからね」

警官隊を引きつれて来た老警部が、あきらめた様にいった。

「イヤ、僕にはどうもそう思えないです」

明智が反対した。「賊は文代さんを、態々ここへおびき出したのです。おびき出したからには、この国技館の建物が、ある犯罪を行う為に、特に好都合であったと考えなければなりません。配電室へつれ込むのが、最終の目的ではなかったのでしょう。御承知の通り、あいつは殺人鬼なのです。仮令賊はここから逃げ出したとしても、被害者か、或は……被害者の死骸が、場内のどこかに隠されている筈です」

更に協議の結果、今度は手段を変えて、警官達は、各出入口に集まり、明智と小林少年と二人丈で、足音を盗み、耳をすまして、広い場内を一巡して見ることにした。

もう捜索を断念したと見せかけ、相手が油断をして、姿を現すか、物音を立てるのを待って、引捕えようというのだ。

その頃には、騒ぎを聞きつけて、土地の仕事師連中が事務所へつめかけていたので、万一の為に、その人々の手で、ピストルが用意され、明智も小林少年も、それを一挺ずつポケットにしのばせて、最後の捜索にと出発した。