후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
きゅうけつき
吸血鬼
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 吸血鬼(きゅうけつき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 190,554자 · 381화면
……
それから、奇妙な製氷作業が始まったのだ。おれは、この池の縁にしゃがんで、水中の亜鉛箱の中から、かすかに漏れて来る、憎い女の、断末魔の苦悶の声に聞入った。亜鉛箱がビリビリとふるえた。水中からの陰にこもった絶叫が、虫の鳴く様に聞えて来た。アア、それが、おれにとっては、何という微妙な音楽であっただろう。……
そして、今日やっと、この美しい花氷が出来上った。君達に観賞してもらう為に。……おれ一人で楽しむには、もったいない美術品だからね」
谷山はいい終って、ニヤニヤと、顔一杯に悪魔の笑いをただよわせ、さも得意らしく、聞き手の方を眺めた。
「ワハハハハハハ」
極めて唐突に、谷山は勿論、恒川氏でさえも、びっくりした様な、ほがらかな笑い声が、明智の口からほとばしった。
「成程成程、君はそれで、我々をアッといわせたつもりなのだね。僕をペシャンコにやっつけた積りでいるんだね。ところが、案外、そうでもなさそうだぜ。君に聞くがね。君はこの氷柱が出来上る間、絶えずここに見張り番をしていたかね」
明智が、犯人にとっては、何とやら不気味な、えたいの知れぬ問いを発した。
谷山の顔から、笑いの表情が消え失せた。