후리가나로 읽는 일본 고전
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『わがはいはねこである』じょうへん
吾輩は猫である
夏目 漱石의 吾輩は猫である(『わがはいはねこである』じょうへん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 322,123자 · 643화면
「だろうた判然しない言葉だ」と主人は何事によらず、正面から、どやし付けないと気がすまない。
「いや、これゃちょっと僕の云いようがわるかった。令嬢の方でもたしかに意があるんだよ。いえ全くだよ――え?――細君が僕にそう云ったよ。何でも時々は寒月君の悪口を云う事もあるそうだがね」
「あの娘がか」
「ああ」
「怪しからん奴だ、悪口を云うなんて。第一それじゃ寒月に意がないんじゃないか」
「そこがさ、世の中は妙なもので、自分の好いている人の悪口などは殊更云って見る事もあるからね」
「そんな愚な奴がどこの国にいるものか」と主人は斯様な人情の機微に立ち入った事を云われても頓と感じがない。
「その愚な奴が随分世の中にゃあるから仕方がない。現に金田の妻君もそう解釈しているのさ。戸惑いをした糸瓜のようだなんて、時々寒月さんの悪口を云いますから、よっぽど心の中では思ってるに相違ありませんと」
主人はこの不可思議な解釈を聞いて、あまり思い掛けないものだから、眼を丸くして、返答もせず、鈴木君の顔を、大道易者のように眤と見つめている。鈴木君はこいつ、この様子では、ことによるとやり損なうなと疳づいたと見えて、主人にも判断の出来そうな方面へと話頭を移す。