일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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『わがはいはねこである』じょうへん

吾輩は猫である

夏目 漱石

夏目 漱石의 吾輩は猫である(『わがはいはねこである』じょうへん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 322,123자 · 643화면

아오조라 문고

――何とか云ったっけ。――何でも何とか云う使だ。――それでその使を二年とめておいてしまいに長崎で女郎を見せたんだがね。その女郎に出来た子が和唐内さ。それから国へ帰って見ると大明は国賊に亡ぼされていた。……」何を云うのかさっぱり分らない。その後ろに二十五六の陰気な顔をした男が、ぼんやりして股の所を白い湯でしきりにたでている。腫物か何かで苦しんでいると見える。その横に年の頃は十七八で君とか僕とか生意気な事をべらべら喋舌ってるのはこの近所の書生だろう。そのまた次に妙な背中が見える。尻の中から寒竹を押し込んだように背骨の節が歴々と出ている。そうしてその左右に十六むさしに似たる形が四個ずつ行儀よく並んでいる。その十六むさしが赤く爛れて周囲に膿をもっているのもある。こう順々に書いてくると、書く事が多過ぎて到底吾輩の手際にはその一斑さえ形容する事が出来ん。これは厄介な事をやり始めた者だと少々辟易していると入口の方に浅黄木綿の着物をきた七十ばかりの坊主がぬっと見われた。坊主は恭しくこれらの裸体の化物に一礼して「へい、どなた様も、毎日相変らずありがとう存じます。今日は少々御寒うございますから、どうぞ御緩くり――どうぞ白い湯へ出たり這入ったりして、ゆるりと御あったまり下さい。