일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みかくのびとげいじゅつのび

味覚の美と芸術の美

北大路 魯山人

北大路 魯山人의 味覚の美と芸術の美(みかくのびとげいじゅつのび)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,035자 · 11화면

아오조라 문고

また、ここに一枝の花があったとする。その花が、新しく今咲き出たばかりのものであるならば、それはそこに何気なく投げ出してあっても美しい。だが、もし、これがすでに萎れかかっているような花であるならば、いかなる名手が、いかなる名器に活けようと、花の美は天成的に味わうことは出来ない。人工人為は所詮天成に代え難いからである。

以上述べた如く、美の源泉は自然であり、美味の源泉もまた自然にある。こんなことは非常に簡単なことであり、これを証する例を挙げよとなればいくらでもある。だが、この簡単な事柄がなかなか一般人には解らない。そのために無益な努力をして、例えば、料理ひとつにも、つまらない小細工をして、余計な味をつけたり、絵ひとつ描くにも、才に任せて無理に形を整えたり、無闇に絵具を濫用する。

料理の技術だけなら、絵画の技術だけなら、現在も人はいくらでもある。しかも、私が現代に画人がなく、料理人がないと断言して憚らないのは、実にこの自然界がもつ美を掴み得る人がいないからにほかならぬ。これについては、なお述ぶべき事柄は多いが、ここではすべて省略して次に進むこととしよう。