후리가나로 읽는 일본 고전
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わし
和紙
東野辺 薫
東野辺 薫의 和紙(わし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 35,557자 · 70화면
せんと惣三は、顔を上げないで榾くべばかりしていた。少し取りすまして挨拶をしたよしは、しばらく奥へ入ったきりであったが、出て来たのをちらと見ると、別の華美な前掛になっていた。
としゑは、よしとせんと一緒に奥の間に寝るのであった。
「わたし、とってもうすぼんやりなの。どうぞよろしく。」
着物を脱ぎながらいうと、あら、おれこそと、よしははじめてうち解けた眼を向けた。
翌日は、姑に連れられて近所廻りをさせられた。どこの家でも、真白い紙乾板が庭一杯に立てかけてあるのを、くぐるようにして入って行った。大きなお腹を隠せるはずもなく、観念はしていたがやはり顔の上らない思いであった。惣吉が帰還したら、その時真似事の祝儀をするつもりだと、姑は一軒一軒大声で言って歩いた。旦那の家では縁起ものだからとそばを出された。
「なんにしても、丈夫な嬰児を産むことだな。」
眼鏡の顔を仰向け加減にして、ゆっくり喋る旦那の言葉は、村の言葉と標準語がごっちゃになっていた。広い縁側には、包装した紙が山のように積んであった。村の紙は皆ここから組合の名で積出される。わきの土蔵に手を入れてそこが組合の事務所になっていた。