일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わし

和紙

東野辺 薫

東野辺 薫의 和紙(わし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 35,557자 · 70화면

아오조라 문고

それから来年度の紙である。女達だけで一体どれ程のものが漉けるであろうと、まだ軍需紙はなかった十五年度の製紙状態の記録が感慨深く眺められた。障子紙一九一締(九三判一締単価一九・一〇)三七五七・八〇、筋紙(三一〇〇枚)六四・〇七、雑紙一五三・〇〇、計三九七四・八七。支出が、楮桑皮、ソーダ灰等一三六七・二四、手間賃二〇〇・五〇、燃料八〇・〇〇、差引額二二九二・一三。家族六人の従業日数二百日で、一日の労賃が十一円余になっていたが、母と妹達と惣三では、この五割まで漕ぎつけたらいい方だと言わねばならない。

「ネリもやっぱり今までの半分にして置くべかない?」

「んだでな……。」

ネリと言われると、友太には、時折思い出してはそっと愛撫する、一つの感傷があるのだった。中支の戦線で、ちょうど花期のさ中にあった一面の棉の畑を見出した時、ちょっとの間、故郷のネリ畑に立った錯覚におちたのである。根の部分を砕いて袋に入れ、絞り出す粘液が紙の唯一の粘料なので、村の人達がネリを訛ってよくニレというその黄蜀葵の葉は、同じ掌状でも棉のそれよりも裂け方がずっと深かった。よく見るとその裂片には粗らな鋸歯があって、茎の形状も違っているし、棉の丸いのにくらべて、一方は先の尖った長めの楕円形に剛い毛を持っていた。