후리가나로 읽는 일본 고전
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てつがくのげんだいてきいぎ
哲学の現代的意義
戸坂 潤
戸坂 潤의 哲学の現代的意義(てつがくのげんだいてきいぎ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 22,718자 · 45화면
観念や情緒や意欲のある処、即ち思想がある、と一応云っていいだろう。そして一切の醒めた理性ある人間はいかなる瞬間にも、観念を持たないではいない。思想とは何か特別の勿体振ったものではない。三歳の童児も有つものだろう。
にも拘らず、充分な意味に於ける思想というテーマを文学に教えたものは、所謂純文学ではなくて左翼的文学であった。かくて左翼的文学が多少の移動をなし、純文学と一種の交錯を有つようになって来ると、純文学自身がみずからの思想性、思想を問題にするようになった。之が最近に於ける「文学の思想性」というテーマである。――文学は面白くならねばならぬといわれた。そのためには大衆小説に因んだ大衆性を獲得すべきだという種類の説も行なわれた(純粋にして通俗なる純粋小説の論)。この説は問題を単純な意味に於ける創作方法、つまり技法の付近へ持って行って片づけようとしたものである。之に因んで娯楽的要素と風俗性というものも文学の面白さの要因として挙げられた。之は主として問題を単純な意味に於けるテーマ、つまり題材という処へ持って行って処理しようとする。だがこうした大衆性も風俗的娯楽的要因も、それが他のものではなくて正に文学を面白くするためならば、思想というものと無関係では全く意味を失うだろう。