후리가나로 읽는 일본 고전
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うたのたてやましんじゅういっきょく
唄立山心中一曲
泉 鏡花
泉 鏡花의 唄立山心中一曲(うたのたてやましんじゅういっきょく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 30,835자 · 61화면
」
「うむ、まったくな。」
と藤助は額を圧えて、
「おめでてえのはこっちだっけ、はッはッはッ。」
四
「さて旦那方、洒落や串戯じゃあねえんでございます。……御覧の通り人間の中の変な蕈のような、こんな野郎にも、不思議なまわり合せで、その婦たちのあとを尾けて行かなけりゃならねえ一役ついていたのでございましてね。……乗掛った船だ。鬱陶しくもお聞きなせえ。」
すっとこ被りで、
襟を敲いて、
「どんつくで出ましたわ……見えがくれに行く段取だから、急ぐにゃ当らねえ。別して先方は足弱だ。はてな、ここらに色鳥の小鳥の空蝉、鴛鴦の亡骸と言うのが有ったっけと、酒の勢、雪なんざ苦にならねえが、赤い鼻尖を、頬被から突出して、へっぴり腰で嗅ぐ工合は、夜興引の爺が穴一のばら銭を探すようだ。余計な事でございますがね――性が知れちゃいましても、何だか、婦の二人の姿が、鴛鴦の魂がスッと抜出したようでなりませんや。この辺だっけと、今度は、雪まじりに鳥の羽より焼屑が堆い処を見着けて、お手向にね、壜の口からお酒を一雫と思いましたが、待てよと私あ考えた、正覚坊じゃアあるめえし、鴛鴦が酒を飲むやら、飲ねえやら。