후리가나로 읽는 일본 고전
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よんじゅうはちにんめ
四十八人目
森田 草平
森田 草平의 四十八人目(よんじゅうはちにんめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 56,183자 · 112화면
「私の見たところでは、思いのほかに薄手な屋敷で、長屋にも母屋にも、噂に聞いた竹矢来なぞいっこう見当りませんでした。間々女子供の声は聞えましたが、いったいにひっそりとして、格別の手配りがあろうとも思われず、風説はただ風説にすぎないかと存ぜられました」
「なるほど」と、忠左衛門は大きくうなずいた。「だいたいわれらが考えていたとおりであるな」
「さようでございます」と、小平太はさらに語を継いだ。「で、戻路にはせめてもと存じまして、長屋の位置を見がてら、その家紋を読んでまいりましたが、だいたい表通りに向った一棟と、南側に添うた一棟と、総長屋は二棟に別れておりまして、戸前の数は三十あまり四十戸前もございましょうか。そのほかに家老小林の住宅は、別に一軒建ちになっておりました」
「いや、よく気がつかれた」と、忠左衛門は相手の労を犒うように言った。「これで邸内の防備に対するだいたいの見当もついた上に、当夜出会いそうな相手方の人数もほぼ分ったというものだ。太夫に申しあげたら、さぞ喜ばれるじゃろう。小平太どの、大儀でござったな」
「ついては、横川、お身ひとつその文箱を茶坊主の許へとどけてくれんか」