후리가나로 읽는 일본 고전
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そうせきしとわたし
回想 子規・漱石
高浜 虚子
高浜 虚子의 回想 子規・漱石(そうせきしとわたし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 115,187자 · 231화면
私の俥に並んで梶棒を下ろした俥からは、別の客が下り立って、番頭や女将から馴れ馴れしげに迎えられていた。私はその混雑の中を鞄をさげた女中の後に跟いて二階の一室に通された。客が多いにかかわらず割合広い座敷が私のために用意されていたので私の心は延び延びとした。
私は座敷に落付くや否や其処の硯を取り寄せて一本の手紙を書いた。それは少し以前から此の地に来ているはずの漱石氏に宛てたものであった。下鴨の狩野亨吉氏の家に逗留しているという事であったので、未だ滞在しているかもう行き違って帰京したか、若しまだ滞在して居るのならばこれから直ぐ遊びに行っても好い、また宿の方へ来てくれても好い、というような意味の事を書いて遣った。早速漱石氏からは、まだ滞在して居る、とにかく直ぐ遊びに来ないか、という返事があった。そこで私は俥に乗って下鴨の方に出掛けた。下鴨あたりの光景は、私が吉田の下宿に居た時分に比べると非常に変化していた。以前の京都では見られなかった東京風の家が建っていた。それには大学や高等学校の先生たちが大方住っている模様であった。軒々に散見する名札の中には大分知った名前があった。