후리가나로 읽는 일본 고전
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そうせきしとわたし
回想 子規・漱石
高浜 虚子
高浜 虚子의 回想 子規・漱石(そうせきしとわたし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 115,187자 · 231화면
けれども困った事はいつまで経っても営養物を取らない事であった。余や附添婦がかたみ代りに勧めても首を振って用いなかった。仕方がないので遂に医師は滋養灌腸を試むるようになった。居士はその時余を手招きして医師は今何をしたかと聞いた。それが滋養灌腸であることを話した時に居士は少し驚いたようであった。その後になって居士は当時の心持を余に話したことがあった。
「滋養灌腸と聞いた時には少し驚いたよ。何にせよ遼東から帰りの船中で咯血し始めたので甲板に出られる間は海の中に吐いていたけれど、寝たっきりになってからは何処にも吐く処がない、仕方がないから皆呑み込んでしまっていたのさ。それですっかり胃を悪くして何にも食う気がなくなってしまった。私は咯血さえ止まればいいとその方の事ばかり考えていたので、厭な牛乳なんか飲まなくっても大丈夫だと思っていたのだが、滋養灌腸を遣られた時にはそんなにしてまで営養を取らなけりゃならんほど切迫していたのかとちょっと驚かされたよ。」
実際、これで滋養灌腸が旨く収まらなかったら、駄目かも知れぬと医者は悲観していた。が、幸なことには居士はその以後力めて栄養物を取るような傾きが出来て来た。