후리가나로 읽는 일본 고전
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そうせきしとわたし
回想 子規・漱石
高浜 虚子
高浜 虚子의 回想 子規・漱石(そうせきしとわたし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 115,187자 · 231화면
明治二十九、三十、三十一年の三年間は最も熱心に句作した年で、また居士が鳴雪翁、碧梧桐君らと共に余を社会に推挙した年で、それまでは放浪の一書生に過ぎなかったものがたちまち俳人として世に名を知らるるようになったのであるが、それでいて何となく影の薄い感じがする。というものはたとい居士によって社会に推挙され社会からは予期せざる待遇を受けるようになりながらもなお自己としては何処までも放浪の書生で、居士の門下生として俳句を作っておる中に格別の興味も誇をも見出し得ないで、半は懊悩し半は自棄しつつ、ただ本能に任せ快楽を追うのにこれ急であったのである。ある時居士は、「お前ももう少し気取ってもええのだがなあ。」と笑いながら余に言ったことがあった。余は淡路町の下宿に「大文学者」という四字を半紙に書いて壁に張りつけながら瘧を病んでうんうん言っていたことがあった。居士はこの事を伝え聞いて、「大文学者の肝小さく冴ゆる」と同じく半紙に書いて余に送って来た。これは馬鹿気た一笑話であるが、実をいえば十七字の短詩形である俳句だけでは満足が出来なかったのである。世人が子規門下の高弟として余を遇することは別に腹も立たなかったがそれほど嬉しいとも思わなかったのである。