후리가나로 읽는 일본 고전
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ちじょう
地上
島田 清次郎
島田 清次郎의 地上(ちじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 175,250자 · 350화면
こう言ったとき平一郎はさすがに寂しい取り返しのつかないことになった悲哀を感じた。深井は繰り返し繰り返し読んでいた。やがて頭を上げた彼の顔は蒼白であった。平一郎は深井から手紙を受け取ってもう一度、「えらくなるぞ!」と怒鳴った。
冬の光は二人を照していた。ひろごる輝ける氷の平面の彼方には、E山脈の荘厳な峯が白光を放っていた。
「大河君」
「何だい」
「僕のことは一言も書いてないね!」
「え※(疑問符感嘆符、1-8-77)」
平一郎は深井の白い顔に溢れ出る涙を見た。深井は洋服の腕を顔にあててたまらないようにせき上げせき上げ泣いた。
「深井君、どうしたのだ」と平一郎は彼の背をさすっているうちに、無意識の世界から(ああ、そうであったのか)と新しい認識が光り出でた。彼は深井の背をさするのを止めて黙然と立った。複雑な悲哀が彼を囚えてはなさなかった。涙が彼の両目にも溢れて来た。(それを知らぬわけではなかった。深井、許してくれ、知らぬわけではなかった。)彼は深井の手を握って許しを乞うように堅くふった。
自然の運行は無窮で始めなく終りはないであろうが、その廻り行く生成の姿は、ただ単調なリズムではない。