후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ちじょう
地上
島田 清次郎
島田 清次郎의 地上(ちじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 175,250자 · 350화면
十字架に登って行くエスの心持、人類永遠の未来を信ずる一念と悲しい別離の涙。わたくしどもは厳粛なクリストの寂しい生涯を想うとき、感ずるものは寂しさ、腑甲斐なさ、情けなさ、やるせなさ、そうして最後には火の信仰であります。神の国の実現を地上に望み得る、現に実現しつつあるという信仰であります。そうして、その信仰の国はアメリカのみであります」
巨大な体躯から、巨大な肺臓、巨大な気管、巨大な舌――から吐き出される偉大な雄弁をK氏も熱して通弁した。荘厳であった。平一郎は二千年の昔ユダヤの野に生きた一人の青年の生命をしみじみ身に感じていた。彼は止め度もなく流れる涙を我慢できなかった。すると、「その信仰の国はアメリカのみであります!」と繰り返す言葉が雷のように響いた。
「何故アメリカのみであるか? そうだ、何故アメリカであるのか?」こう奔流のように批判が働きはじめると、平一郎には、汗を拭きながら巨大な肉身をもてあつかっている、毎食牛肉の血の垂れるようなのをむしゃぶりつくような彼Aが「貧しい大工のクリスト」を説いていることが実に不調和で滑稽に見えて来た。金縁の鼻眼鏡、さっき出して見た金時計、太い指にはめている金指輪! (ああ汝、偽善者よ!)二千年の昔クリストを揺り動かした精神が平一郎をすっくと立たした。