후리가나로 읽는 일본 고전
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ちきゅうとうなん
地球盗難
海野 十三
海野 十三의 地球盗難(ちきゅうとうなん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 84,072자 · 168화면
そしていつしか大勢の馬は、快走王と同じように、爪先でピョンピョン走る癖がついてしまった。こんなキッカケで、馬は爪先で走ることを覚えたため、五本の足指のうち、真中の一本だけが成長し、両端の四本の指は、だんだんと萎びて小さくなっていった。早く走れる馬だけは猛獣の牙からのがれて生き残ることができたが、それを覚えようとしなかった馬どもは皆強い動物に喰われてしまって、五本指の馬の種属は絶え果てた。しかしどうかすると、太古のような五本指を持った馬が、ヒョックリ生れることがあるという。それは一見偶然の出来ごとのようであるが、実はそうでなくて、そのような馬が母胎の中に発生するとき極めて特殊な生理的条件が存在したのである。これについては後章において詳しく述べる云々――というところまで読んできたところで、大隅理学士は窓下で声高にお美代と武夫をめぐる怪事件発生を話合う村人のために、それから先を読むことを妨げられたのであった。
「武坊の家を訪ねたが、お母アは腰を抜かして居ったぞ。武坊は出かけたままで、どこにも居らんそうじゃ」
「なに分にも、肝腎のお美代坊が譫言ばかりいうていて、なかなか正気づかんのじゃから、どこでどんな目に遭ったのか皆目分らせんのじゃ」