후리가나로 읽는 일본 고전
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こうふ
坑夫
夏目 漱石의 坑夫(こうふ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,690자 · 283화면
これには少し驚いた。安さんも自分の様子を眺めて首を傾げて、
「なるほど東京を走ったまんまの服装だね。おれも昔はそう云う着物を着たこともあったっけ。今じゃこれだ」
と両袖の裄を引っ張って見せる。
「何と見える。車引かな」
と云うから、自分は遠慮してにやにや笑っていた。安さんは、
「ハハハハ根性はこれよりまだ堕落しているんだ。驚いちゃいけない」
自分は何と答えていいか分らないから、やはりにやにや笑って立っていた。この時分は手持無沙汰でさえあればにやにやして済ましたもんだ。そこへ行くと安さんは自分より遥か世馴れている。この体を見て、
「さっきから来るだろうと思って待っていた。さあ上れ」
と向うから始末をつけてくれた。この人は世馴れた知識を応用して、世馴れない人を救ける方の側だと感心した。こいつを逆にして馬鹿にされつけていたから特別に感心したんだろう。そこで安さんの云う通り長屋へ上って見た。部屋はやっぱり広いが、自分の泊った所ほどでもない。電気灯は点いている。囲炉裏もある。ただ人数が少い、しめて五六人しかいない。しかも、それが向うに塊ってるから、こっちはたった二人である。