후리가나로 읽는 일본 고전
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かべのめのかい
壁の眼の怪
江見 水蔭
江見 水蔭의 壁の眼の怪(かべのめのかい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,253자 · 15화면
では御同行仕ろう」
米沢の城下から北の方二十里にして小国という町がある。ここは代官並に手代在番の処である。それからまた北に三里、入折戸という戸数僅かに七軒の離れ村がある。ここに番所が設けられて、それから先へは普通の人の出入を許さないのであった。
入折戸に着くまでが既に好い加減の難所であった。それから蕨峠を越していよいよの三里は、雪が降れば路が出来るけれど、夏草が繁ってはとても行来は出来ぬのであった。
勝成裕及び立花直芳の一行十五人は、入折戸を未明に出立して、路なき処を滅茶滅茶に進んで行った。谷川を徒歩わたりし、岩山をよじ登り、絶壁を命綱に縋って下り、行手の草木を伐開きなどして、その難行苦行と云ったら、一通りではないのであった。
勝国手と立花画師との他は、皆人足で、食糧を持つ他には、道開き或いは熊避けの為に、手斧、鋸、鎌などを持っているのであった。
三里という呼声も、どうやら余計に踏んで来たように覚えた頃、一行は断崖下に大河の横たわるのに行詰った。
「三面川の上流に御座りまする。もう向岸が三面で御座りまする」
人夫の中の一人が云った。
「どこか、渡り好い処を選ぶように」