일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ほんやくちぎのせつ

大尉の娘

神西 清

神西 清의 大尉の娘(ほんやくちぎのせつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,030자 · 21화면

아오조라 문고

翻訳のむずかしさ

飜訳文芸が繁昌だそうである。一応は結構なことだ。あの五十年という制限の網の目がだいぶ緩められて、生きのいい魚がこっちの海へも泳いできて、わが文化の食膳にのぼせられる。悪かろうはずはないが、物事には必ず善悪の両面がある。水から揚がるのは、いい魚ばかりとは限らない。お客さんは腹が空いているから何でも食う。そこで料理人は転手古舞で、材料の吟味はもとより、ろくろく庖丁も研ぐひまがないという景気になる。つまり濫訳の弊が生じるわけだ。もっともこれは、何も飜訳文芸に限った話ではない。需要の盛大が粗製濫造の弊を伴なわないで済むのは、よほど文化の根づきの深い国のことだろう。

まあそんな騒ぎの飛ばっちりで、僕にも一つ板前の苦心談をやれという話になったが、実をいうとこれはちょっと困る。苦心談は要するに自慢ばなしだ。お座敷天婦羅にしたところで、長い箸でニューッとつまんで出される度に能書がついたのでは、お座も胃の腑も冷めてしまう。いわんや僕なんかの板前においてをやだ。いずれ僕もあと三十年もしたら浴衣がけで芸談一席と洒落る気になるかも知れないが、今のところはこの不細工な割烹着を脱ぐつもりはない。