후리가나로 읽는 일본 고전
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だいのうしゅじゅつ
大脳手術
海野 十三
海野 十三의 大脳手術(だいのうしゅじゅつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,185자 · 31화면
顔を売ってしまえば、私の看板がなくなるわけだから、どんなことがあろうと、これだけは売ることはできない。
欠乏と懊悩を背負って喘ぎ喘ぎ、私は相も変らず巷を血眼になって探し歩いた。しかし運命の神はどこまでも私に味方をせず、珠子とその仇し男の姿を発見することはできなかった。私は毎夜遅く、へとへとになって住居へ転げこむように戻るのが常だった。
鳴海の奴は、相変らずやって来ては、頭の悪いお祖母さんのような世話を焼いたり、忠言を繰返した。
「君も莫迦だよ。いくら珠子さんは美人か知らないが、あれが生れながらの美人なら、それは君のように追駈け廻わす価値があるかもしれない。しかしよく考えて見給え、そんな価値はありやせんよ」
「生れながら、どうしたって」
「そこなんだ。いいかい、珠子さんという人は瀬尾教授とも古くから親しくしているんだぜ。或る人の話によると、珠子さんは以前はあんな美人じゃなく、むしろ器量はよくない方だった。それが急に生れかわったような美人になったんだそうで、そこにはそれ瀬尾教授の施した美顔整形手術の匂いがぷうんとするじゃないか。そういう人為的美人に、君という莫迦者は愚かにも純粋の生命と魂を捧げているんだ。