후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,722자 · 286화면
一流の芝居はそうでもないが、年中、活動しているお茶ッ葉芝居は、へらへら役者をかり集めては、無茶に人殺しをやらせる。
ことに沢村宗十郎が、宗十郎頭巾をかぶりはじめてから、へらへら役者共が争ってこの頭巾をかぶりたがり、切れもしない刀を抜いては嘔吐の出るような見得を切って得意になっているのが、田舎廻りならとにかく、江戸のまんなかではやっている。兵馬は至るところで、この黒頭巾をかぶった、駈け出しのへらへら役者が刀を抜いて、へんな見得を切っている絵看板にでっくわして、自分は通人でもなんでもないが、江戸人の趣味も堕落したものだと思う。そうでなければ清元や常磐津で腐爛けている御家人芝居。ここへ来ても、こんなものを見せられるのか。こんなものをこしらえて持ち歩く興行師の俗悪もさることながら、こんなものを見て興がる見物が情けない。
兵馬は正直だから、こんな下等な芝居の横行が、剣法の神聖を冒涜するかのように憂えている。できるならばこういう贋物の黒頭巾を片っぱしからたたききって、少なくとも本物の剣法の見せしめにしてやりたいと腹を立つこともあるのです。
そうして、一蓮寺のさかり場を離れて、また市中へ取って返すと、宿からはいくらもないところの町並に、