일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,722자 · 286화면

아오조라 문고

お絹は日頃、主膳の酒癖を知っているから、この点は厳しくして酒を禁じていたものです。主膳もまた、その悪癖を自覚しているから、お絹の禁制をかえって力にもしていたようですが、今は、矢も楯もたまらず酒が飲みたくなって、下男を追立てたものです。

で、居間に入って、ひとりでチビリチビリとやり出した時に、ようやく鬱憤が、酒杯の中へ燦爛と散り、あらゆる貪著がこの酒杯にかぶりつきました。

やがて癇癪が納まって陶然――陶然からようやく爛酔の境に入って、そこを一歩踏み出した時がそろそろあぶない。

「誰だ、そこへ来たのは」

酔眼にようやく不穏の色を浮ばせ、主膳が一喝したのは、まさしく酒乱のきざしと見えました。幸いにそれを真向から受ける相手がいない。

「誰だ、案内もなくそこへ通ったのは?」

誰もいないはずの人をとがめていると、いないはずのところで、

「はい、これは神尾主膳様」

と返事がありました。

「誰だ、聞覚えのない声じゃ、襖をあけて面を見せろ」

「神尾の殿様」

「拙者の名を聞くのではない、そちの名をたずねているのじゃ、何者だ」

「御酒宴中のところを、お邪魔にあがりまして相済みませんが……」