후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,722자 · 286화면
「何でも米友様、旅に出たら、堪忍が第一だよ、腹の立つことも旅ではこらえつつ、言うべきことは後にことわれ……お前は頭がいいから、物の見さかいがなく、大名でも、馬方人足でもとっつかまえて、ポンポン理窟をいうが、あれがいけねえ、物言いを旅ではことに和らげよ、理窟がましく声高にすな……というのはそこだて……」
しかし、米友とても、そう無茶に腹を立つわけのものでもなし、道庵とても好んで脱線をしたがるわけでもありませんから、町場を通り過ぎてしまえば、心にかかる雲もなく、道庵はいい気持で、太平楽を並べて歩きます。
太平楽を並べて歩きながらも道庵は、折々立ち止まって路傍の草や木の枝を折って、それをいい加減に小切っては束ねて歩きますから、米友が変に思いました。この先生は文字通りの道草を食って歩いているのだなとさえ思いましたが、道庵のすることをいちいち干渉していた日には、際限がありませんから、別にその理由もたずねませんでした。
そうして浦和の宿――江戸より五里三十町、京へ百二十九里二十八町というところへついて、そこで今晩は泊ることになる。
ここにはあまり、よい宿屋がありませんでした。