일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 159,272자 · 313화면

아오조라 문고

道庵先生も、一時は、その不意に驚かされましたが、やがて事のなりゆきを見て、これはあの連中の処分に任しておいた方が面白かろうと、引返して見物席に納まる。

そこで十余人の川中島の百姓たちは、周章者を小突き廻して、こもごも百姓のいわれを詰りはじめる。

周章者は、決して農民を侮辱する意味で百姓といったのではない――と弁解する。侮辱する意味でなければ何の意味で、百姓呼ばわりをしたのだと押返す――口癖だという。悪い口癖だと口を抓る。

普通の百姓ではこうはゆきますまいが、信州川中島の百姓は、ことに福島正則以来を誇りとするこの部分の川中島の百姓には、強いのがおりました。この上月は帯刀の身分であった上に、連れて来た十余人の百姓たちも利かない気であった上に、力もあれば、相当に剣術も心得ている。以前の時は傍観者の地位にいた上月も、百姓呼ばわりの悪態が聞捨てならず――指図はしないが、差留めもしなかったのです。

この十余人の百姓たちは、周章者を懲らしめのため、一つはまた百姓という名前のために、この男を捕えて、見物一同の前に失言の取消しと、謝罪をやらせようとする時、気の立った見物が、それだけでは承知しないで、今後の見せしめに肥桶をかつがせて、舞台を七廻り廻らせろと発議する者もありました。