후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,962자 · 145화면
十四
庭前では尚武の風を鼓吹し、奥の間では鄭衛の調べを弄している。
それを甚だ解せない空気に感じながら、用人の案内で道場へ通されて見ると、なるほど、盛んは盛んなものでした。
もう数十人の稽古者が集まって、入りかわり立ちかわり、師範か代稽古か知らないが、大兵の男を中心にぶっつかっている。他の隅々には、それぞれドングリ連が申合いの試合をしている。その景気を見て兵馬も一時は感心に打たれましたが、そうかといって、その盛んさがどうも雑然として締りがない。やっている連中を見ると、だらしなく参るのや、勢いこんで猛牛の如く荒れ廻るのや、先後の順も、上下の区別も血迷ってしまっているのが多い。そうして、なお、後から後から繰込んで来る面ぶれを見ると、百姓や、町人風はまだいいとして、ドテラを引っかけた博徒、馬方の類としか見えないのが、懐ろ手で乗込んで来るのを見ては、唖然として口のふさがらない次第です。
これらの連中、ともかく、一応の礼儀をする、次に道具のつけ方を見ていると、正式に結ぶのもあるが、股引の上へじかに胴をくっつけるのもあり、ドテラの上へ直ちに道具をつけるのもあって、それらが申合いをすると、見ている者がドッと笑います。