후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,962자 · 145화면
その努力が報いられて、一座の連中とても無言の行をするために集まって来たのではなく、相当の社交性に動かされて来ているのだから、やがてはその空気も、幾分か緩和されて、世間話も出たり、笑い声も聞えたりするにはしました。その時分に、いきなり表から飛び込んで来た若い男がありました。眼は上ずり、口はひきつって、
「お、お、おじさん……お前は畜生を、人でなしを、生きたけだものを、家へ連れて来て、葬式をなさるそうだ、わ、わ、わしが不承知だ、わしが不承知だ」
二十二
この声で、満堂のお通夜の客が、一時に、そちらに眼を集めると、血相を変えて立っている若い男は、これも、この家には一族に当る角之助という江名子村の山持ちの息子でした。
「何じゃ、角之助、あわただしい、そちゃ何事を言うのだ」
徳兵衛も、穏かならぬ応対です。
「お、お、おじさん、こ、この死人というのは、人間じゃござんせんぜ」
「ナ、ナ、何を言わしゃるのだ、皆様もきいてござるに」
「何を言うものか、そ、そ、そこに、長い箱に寝そべっている、そりゃ何者じゃ」
「仏じゃわい、阿房言うな」
「仏、仏、おかしいわい、けがらわしい、そ、そ、そんな仏があるかい、畜生じゃ、畜生じゃわい」