후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,962자 · 145화면
背中を貸しました。
背中を貸すだけではなく、やや疲れたと見た時分には、草にふしたその腹を提供して、そこに凭れて眠ることをさえ許すの風であります。
かくて、二人はえりどりに、甲馬から乙駒、乙駒から丙丁へと、のり替え、かけ替え、その終日を、馬と共に遊び興じて、ついに帰ることを忘るるほどの興味に駆られて、事ここに至ったのです。
行く時のつもりでは、ここでめぼしいのがあったら、二人で一頭ずつ曳いて帰るつもりでしたけれども、こうして馬を見ると、そのうちのどの一頭を選んで、自分のものにしようとの気分が、全くなくなってしまいました。
これはこのままでよろしい、やはり野に置け――と言い捨てた時分に、ああ、日がもう御岳へ隠れてしまった、さあ、帰りを急がねばならぬ……
二十七
そこで、二騎相つれて帰路にはついたけれども、せっかく、ここまで来た以上は、雌沼、雄沼へ廻ってみようじゃないかという動議が成立し、ついにこの神秘なる二つの沼を探って帰ったために、帰りは全く夜になりました。
それでも、二人は馬乗提灯をともし、上手に馬を御して、あえて焦らずに、打たせて来たものですから、ところによっては、世間話に興を催す余裕さえあります。