후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,962자 · 145화면
二人は、こうして若い同士に、清興と、冒険とを兼ねて、いい心持いっぱいで打たせて行きましたけれど、ここに気の毒千万なのは三騎のお附人です。
出立の時から、相離れて、つき従っては来たけれども、この連中は、いずれも公達と兵馬ほどの乗り手ではなかったものです。お役目やむことを得ず、慣れぬ馬に鞍を置いて来たが、道の難所へ来ては、舵をさらわれた舟のように煩わされきって、おのおの泣かんばかりに鞍壺にとりついて歩ませたり、なかには下り立って、馬の口を取って、馬をいたわり歩かせて来る有様でしたから、自然、前なる二騎とは遠い隔りが出来てしまいます。
高村卿は、世間話が、ちょっと時事に触れて来た時、一種の慷慨に満ちた憂色をもって、
「左様――何がどこへ落着くかわからない時代じゃ、宇津木、そなたはどう思います、関東の政治が続くか、公家の世となるか……そなたも、諸国を歩いている、そちの見るところの形勢では……」
「拙者共には、いっこう天下の形勢などわかりませぬが、しかし、もはや関東の勢力も末で、世の改まるのは時間の問題に過ぎないとは、誰も感じているようでござります」
「その通り、武家の政治にはみな倦きた、武家自らも、わが身でわが身が持扱いかねている、そうすれば当然、政権は公家の手に戻り、大日本は一天万乗の君の御親政となる。