후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 86,467자 · 168화면
何といっても仙台の城下は東北第一の都であるから、人を見るには、あれに越したことはないと、七兵衛は今日しもまた漫然と、すでに概念は見つくした仙台の城下の賑やかなところへ立戻ろうとして、塩釜神社の下まできた。そこでゆくりなく、塩釜芸妓の一群が、藤色模様の揃いを着て、「塩釜じんく」を踊っているのを見ました。
塩釜かいどう
白菊垣に
何を聞く聞く
ありゃ便りきく
三十五
塩釜での盛んな景気の中を足早に抜け去って、早くも仙台の城下へ着いたけれども、
「塩釜じんくが、今日はどうも妙に心を惹いて、耳に残っている」
常盤町というところへ入るともなく足を踏み込んだ七兵衛が、そこでまた仙台芸妓の一群が取りすましてやって来たのにぶっつかりました。
「今日はいやに芸妓に突き当る日だ」
七兵衛は、その取りすまして行く芸妓たちの後ろ姿をながめておりました。
七兵衛とても、年甲斐もなく、女にうつつを抜かしたというわけではない。がんりきの百に言わせると、
「仙台てところには、美い女は生れて来ねえんだそうだ、というのはそれ、昔、仙台様のうちの誰かが、高尾というすてきないい女をつるし斬りに斬ってしまった、その祟りで、仙台には美い女が生れねえということなんだ、だから……」