후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 86,467자 · 168화면
掴みかかろうとした音公が、二の足、三の足を踏んだのは、杖槍を構えた米友の形相が、今までとは全く打って変った厳粛なものである上に、両眼にアリアリと決死の色を浮ばせて来ましたから、馬方がヒヤリと肝を冷やして、思わずたじろいでしまったのです。
だが――騎虎の勢いです。米友を米友と知らない馬子は、名人としての米友の真骨頂を満喫しなければ納まらない運命になる。
だが、また米友としても、それは悲しい武勇伝の一つなのです。この時分に、偶然ではなく、もう少し早めにこの場へ到着せねばならぬ人が到着しました。
見れば前髪立ちのみずみずしい美少年――怖るる色なくその場へ分けて入りました。
その少年、岡崎の郊外で、友のために腕立てをした岡崎藩の美少年、梶川与之助というものです。
いや、梶川一人だけではない。
十一
梶川のともには、江戸からお角さんよりぬきの若い者もついている。自然この背後には宿つぎの駕籠の中に反身になった女長兵衛も控えていようというものです。それとかなり間隔を置いて別扱いの腫物が、たれも当らずさわらずのところに、乗物を控えさせている様子です。