후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 254,021자 · 495화면
こうして食行様は、享保十八年に富士の烏帽子岩にお籠りになって、そこでこの世を終りなさいました」
八十九
お婆さんはなお諄々として語りつぎ、語り出でました、
「教祖の角行様は肥前の国、長崎のお方でございます、御本名は藤原邦武と申されました。応仁の乱この方、天下が麻の如く乱れて、人民が塗炭の苦に落ちかけているのを、見ても聞いてもおられず、どうぞして、この世を救い、人を助けたいと思召して、これはもう人の力では及びもない、神のお力をお借りするよりほかはないと思召して、十八の時、お家をお出になりまして、あまねく名山、大川、神社仏閣の霊場めぐりをなさいまして、最後に富士のお山へおいでになりました。ここぞ御自分の畢生の御修行場と思召して、お頂上、中道、人穴、八湖、到るところであらゆる難行苦行をなさいました、それからいったんお国許へお帰りになりまして、また再び富士のお山の人穴に籠って大行をなさいました。そうして、ひたすらに天下泰平、万民和楽をお山の神様にお祈りあそばして、幾年月の間、外へはお出になりませんでしたが、その間、織田信長公の天下が太閤秀吉様になり、それから権現様の御政治になって、天下がはじめて泰平になりました。