후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 254,021자 · 495화면
百四十五
それから、マドロスと、兵部の娘とは、体のいい監禁を施して置いて、その夜は一晩無事に寝み、翌朝、お松が柳田平治を案内して、船長室に駒井甚三郎を訪問しました。
その時も、柳田平治は、例の三尺五寸の大刀を差込んで、駒井の部屋へ行ったのですが、刀があちこちに触りそうで、一方ならぬ窮屈を感じながらも、少しもこれを手ばなすことをしないのです。
駒井甚三郎の船長室へ案内されて見ると、なにもかも一種異様の感触を与えずには置きません。
その室内には、見馴れぬ舶来の機械や、図絵が満ちている。室内の調度そのものも、大きなデスクを置き、椅子を並べ、絨毯を敷いて、この日の本の国の建築の間取座敷とは、てんで感じを異にする。その大きな卓子の前に、海図をひろげて、椅子に腰かけている当の船長そのものの風采が、また、恐山から出た柳田平治にとっては、予想だもせざる異風でした。
面貌風采は、たしかに日本人に相違ない。髪も赤くはないし、眼も碧くはないのだが、その漆黒の髪は散髪で、ザンギリで、そうして着ているところのものは洋服で、穿いているのはダンブクロ。柳田平治は、最初この船へ乗せられた時から、異様の情調に堪えられなかったのですが、この船長室へ入れられて、船長その人に当面に面会させられてみると、むっとしてむせ返るよう