일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 254,021자 · 495화면

아오조라 문고

「狐狸の仕業かな」

と柳田平治が、長剣をちょっと撫でてみました。

「まあ――もう少し行ってみよう」

「御用心なさい、そこはもう沼つづきですから、先生」

「なるほど、水がここまで浸入して来ている、ここを一廻りせんと、あの森へ出られない」

「橋はありませんか」

「ないね」

「廻りましょう、僕が先に立って瀬ぶみをいたします」

「気をつけて行き給えよ」

二人は沼を隔てて、森と、火影と、音楽とを、眼の前にあざやかに受取りながら、地の利を失ったために、その水の入江と、沼の半分を廻らなければならなくなりました。

蘆と、菱とを分けて、水に沿うてめぐり来ってみると、やや暫くして、先に立った柳田平治が突然声を揚げました。

「先生、舟がありましたぜ、舟が」

「なに、舟が」

柳田平治が立っている入江のある地点に、朦朧として小舟が浮き捨てられてある。

「それは、いいあんばいだ、渡りに舟」

一議に及ばず、二人はその舟を分捕って飛び乗り、この入江と沼とを押切ろうとして、ふたり船べりへ寄って見て、田山白雲が、はじめていぶかしげに、

「おや、この舟はおかしいぞ」

「どうしたのです、先生」

「見給え、世間普通の舟ではない」