일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 254,021자 · 495화면

아오조라 문고

不安の目的物たる存在が、現在、眼の前にいるのですから、問題としては、複雑した事情というものは更に無いのです。万一、これが夜分であるとか、あれがまた川を縦に走り出した日には、川上へ行っても、川下へ下っても際限が無いのですけれども、川を横切って、そうしてこちらを向いて、白昼たった一人でやって来るのですから、その取扱いは極めて簡単明瞭といわなければなりません。言葉を換えて言ってみると、向うから追い落した獲物を、こちらに網を張って待っていると、獲物それ自身が、その網にかかりに来るような方向を取って進んで来るのですから、進退の節は極めて明らかなもので、かえって両岸の狼狽ぶりがおかしいほどのものです。

かくして右の裸の人物は、無事にこちらの岸に到着してしまいました。法螺の貝の下に集まった連中は、直ちに川原へ駆けつけて、怖々とそれを遠巻きにして取詰めて行くあんばいで、頓には取押えようとはしません。

「寒いことざえ、凍えてうっ死んじあうべ――この寒い水ん中をなあ」

時は初秋とはいえ、北地は寒い。ああして一途に水へは飛び込んで来たものの、ようやく岸へ辿り着いた時分には、ここで一番焚火でもして身を温めてやらぬことには慄え上ってものの用には立つまい――と内々藁火の用意まで心がけて待構えていると、岸へ上った右の裸男は、そこで頭上