일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 254,021자 · 495화면

아오조라 문고

三十

十二分にマドロスの度胆を抜いてから、この厄介な駈落者を、柳田平治に託して送り出して置いて、田山白雲はひとり、この石小屋を占領しました。

つまり、ここに炬燵もしつらえてあれば、ロウソクもつけられてある。時にとっての好旅籠――と納まったのでしょう。

傍らを見ると、黒い焼餅が紙に載せて二つ三つ存在している。マドロスが生命がけで船頭小屋から掠奪して来たもの。そうしてせっかくの愛人に捧げたのをすげなくされた名残りのもの。その中の一つは柳田平治の長剣によって切って四段とされたが、まだ二三枚はここに完全に残されたもの――腹がすいてきた、これもまた、時にとっての薬石。田山白雲は、これをとって、むしゃむしゃと食いました。

こうなってみると、ウスノロめが生命がけで苦心経営した食と住とのすべては、手入らずに白雲のものとなったのです。楚人これを作って漢人啖う――と白雲がわけもなく納まって……

やれやれ、世話を焼かせやがったな、しかしまあ今日の一日はなにぶん多事なる一日であったが、必ずしも収納皆無とは言えない。短躯長剣の柳田なにがしという青年を一人拾い、ウスノロと馬鹿娘の駈落者を一対完全に取押えた。