일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 178,374자 · 345화면

아오조라 문고

それから、茶の間へ入って見ると、どうでしょう、夥しい御馳走が、ちゃぶ台の上狭きまでに立てならべられて、膳椀も、調度も、取って置きのを特に持ち出したような体たらくですから、神尾が、いよいよくすぐったいような気持です。

まもなく二人がお膳についた時に、大丸髷のお絹が、きちんと身じまい薄化粧にまで及んで、たいへんな澄まし方でお給仕に立つのが、あんまり現金で痛み入るくらいのものでした。

「何もございませんが、今日はお婆さんの手料理ですから、たくさん召上っていただきます」

「お手料理かなあ、それは痛み入ったよ」

「お酒は差上げません、精進を妨げるとお悪いから、お酒は差上げません、その代り、お気に召しましたら何なりと」

「どうしてまあ、今日はこんなにもてなされるのかなあ、あとが怖いようだぜ」

「あとの怖いものは、今日はすっかり取上げましたから御安心くださいませ」

と言って、お絹がお鉢を取ってお給仕に当りました。

神尾としては、この女のもてなしで、こんな晴れやかな気分に置かれたことはない。

どういう了見で、今日に限って、こんなにまでしてくれるか、わからない。自分の誕生日でもなければ、父母の命日でもないのにと、うす気味が悪いほどだが、それでも悪い気持はしないのです。