일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 104,838자 · 204화면

아오조라 문고

しばしでも人事を離れてみると、旅心というものは、生き生きと盛り返して来るものなのです。

だから、旅心といえば体がよいけれども蛮性に帰るのです。近代人の社会性をはなれて原始の漂浪性に帰るのです。歴史は人類の野性、獣性、蛮性、無宿性、無頼性を訓練するために、まず人間に恋愛を教えました。恋愛が次に羞恥を教えました。羞恥が人間に衣服を教え、衣服が人間に住居を教え、住居が人間に近隣を教え、団体性を教え、国家性を教え、社会性を教ゆるところの最初のものとなります。

原始の人類は遊牧の民でありました。彼等は食のあるところが住のあるところでしたから、漂浪がすなわちその生存のレールでありました。ですから、今日に至っても、人間をひとりで置けば、当然この原始性への逆転を見ないではおられません。ひとりで置けば人は漂浪に帰ります。そうして道徳的には一種の放蕩の人とならざるを得ないのです。酒色に溺れるだけが放蕩ではない、人間社会の約束を無視して、旅心をほしいままにせしむるは即ちこれ一つの大なる放蕩であります。さればこそ、芭蕉翁の如きも、西行法師の如きも、古今無類の放蕩漢と言えば言われる。