후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 104,838자 · 204화면
それは昨晩の屏風に、無性に「ゆく春や鳥啼き魚の目はなみだ」と書いてみたかった心持、時は、秋であるのに、往く春の心が抑えきれなかったのと、同じ衝動でありましょう。
そうしてまた、北上川なるものの相がいかにも汪蒙として、古調を帯びたところに、白雲の心胸が打たれないわけにはゆかなかったのでしょう。
こちらへ来る間にも、荒川だとか、大利根だとか、那珂、阿武隈、近くは名取川に至るまで、大小いくつかの川を渡っては来ているけれども、この北上川へ来て見ると全く違った感じ――どうやら奥州の夷――更に遠くは日高見の国をまで眼前に思い浮べ来ったものと見えます。
キタカミの文字がヒタカミの訛であるという考証を仙台で聞いた。してみると、人文の未だ剖判せざる上古、武内宿禰や、日本武尊の足跡がある。キタカミとヒタカミは果して相通じているか知れないが、この川の気象を見ると、悠々として北から流れ来って西へ溯るところが、他の河川の北より出でて東海に注ぐ河相と趣を異にしている。北上の名の字面も単純ではあるが、大きくして淋しい、または何となくこの川の川相を尽している、なんぞと字義の詮索にまで及んでみました。