후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 104,838자 · 204화면
だの、皇帝にお目にかかる時は、わざわざ繻子の日本服を拵えて与えられたことだの、日本へ帰ろうというもの四人には羅紗を一巻、懐中時計を一つずつと、それから金銭を与えられたし、向うに泊っている者六人には、衣服、寝道具を支給され、食事には毎日三度三度、パンと、豚と、魚と、酒を与えられたこと、そんなことの思い出を興味多く語り出でましたが、夜も大分ふけましたから、お松にまたその老人を送り返させて、そうして自分は船長室へ戻って、蝋燭をともして、光にうつる壁の大地図を引合わせて、今の老人の話した要領の筋道を、ずっと指で線を引いてみました。
三十一
根岸の屋敷で、神尾主膳が日脚の高くなった時分に起きあがり、
「ああ、昨夜もあの女は帰らなかったな」
とつぶやきました。
あの女というのはお絹のことです。お絹は昨夜もこの家へ帰らなかったのです。昨夜もという以上は、帰らないのは昨夜に限ったことではない、このごろは、度々そういうことがあると認められる。事実も、その通りで、つづいて神尾が楊子を使いながら勝手元で横文字のはいった赤い缶入を横目に見て、吐き出すように、