일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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だいぼさつとうげ

大菩薩峠11

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠11(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 368,567자 · 720화면

아오조라 문고

大菩薩峠

一

天井の高い、ガランとした田舎家の、大きな炉の傍に、寂然として座を占めているのが弁信法師であります。

時は夜であります。

弁信の坐っている後ろには、六枚屏風の煤けたのがあって、その左に角行燈がありますけれど、それには火が入っておりません。

自在鉤には籠目形の鉄瓶がずっしりと重く、その下で木の根が一つ、ほがらほがらと赤い炎を立てている。

この田舎家の木口というものが大まかな欅作りで、鉋のはいっていない、手斧のあとの鮮かなところと、桁梁の雄渾(?)なところとを見ても、慶長よりは古くなく、元禄よりも新しくない、中通りの農民階級の家づくりであることはたしかであります。

さてまた、弁信の頭の上の高い天井は、炉の煙を破風まで通すために、丸竹の簀子になっていて、それが年代を経ているから、磨けば黒光りに光るいぶしを包んだ煤が、つづらのように自在竹の太いのにからみついて落ちようとしている。

そこで、弁信は、熊の皮の毛皮でもあるような敷物をしき込んで、寂然として、何物にかしきりに耳を傾けているのであります。

特に念を入れて何物をか聞き出そうとしないでも、ただこうして坐っていさえすれば、弁信そのものの形が、非相非々相界のうちの何物かのささやきを受入れようとして、身構えているもののようにも受取られることであり