후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠11
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠11(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 368,567자 · 720화면
「賛成、賛成、大賛成ですね」
そこで、奥女中たちの選挙がはじまる。
城内と城下とを通じての美しいほうでの第一人者――という名題にはなっているが、ここでは、どうしても城下は眼中に置かれません。
城下の町人のうちでも、それといえば誰も頷くほどの者がいくらもあるに相違ないが、ここでは勢い、どうしても城内の、上は家老格から、下は軽輩の家族のみに限られるようになって、選定の標準が偏してくるのは、是非もないことでしょう。
つまり、最初は、名古屋城の城内はもとより、城下町外れに到るまで、家格と、経歴とを論ぜず、美の一点張りで、普通選挙を行うつもりだったのでしょうが、おのずから眼界の限られている人たちの選挙ですから、城内の、それも自分たちのほとんど身の廻りの範囲にだけしか、取材が及ばないのも、やむを得ないことでしょう。
権田原の奥方は、美人でいらっしゃるには相違ないが、権があり過ぎて親しみがない。村松のお姫様は、行末立派なものにおなりなさるに相違ないが、お年が十五ではねえ――鉄砲頭磯谷矢右衛門殿の女房は、廓にもないという噂ですけれど、少し下品じゃありませんか。お船方の綾居殿はキリリとしておいでなさるが、額つきが横から見るといけませんよ。