후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠11
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠11(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 368,567자 · 720화면
お旗奉行の御内儀は、お色が黒い。お色の黒いのが悪いとは言わないけれど、浅黒いのにも、とてもイキなのがありますけれど、第一等の標準に置くには、やっぱり、色の白いということを条件に置かなければなりませんわね――そういえば、あの平井殿のお娘御も、小麦肌でいらっしゃる――丸ぼちゃと、瓜実と、どちらを取りましょう。つやつやした髪の毛では、あの塩川の奥様が第一等だそうですけれど、生え際に難がありますわね。若宮八幡の宮司の娘さん、とてもすっきりしているそうですが、お侠で、人見知りをしないそうです。大林寺の裏方は、もうちょっと背が高くなければいけません……
「皆さん、無駄だから、そんなついえな評定はもうおやめなさい。美人の相場だって、そう一年や二年に変るものじゃありませんよ。聖人というものは千年に一度、天成の英雄と、美人とやらは、百年に一人か二人――しか生れるものじゃありませんから、相場はきまったものでございますよ」
最初から、若い者たちの、やかましい品定めを冷淡にあしらって、何とも言わなかった中老の醒ヶ井が、はてしのない水かけ論に、我慢のなり難い言葉で、こう言い出しました。