후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠11
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠11(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 368,567자 · 720화면
ピグミーは、えっさっさをするような形をして、竜之助の手をゆすってみましたが、やはり返事がないものですから、
「まさか時代違いではございますまい、こう見えても、新刀と、古刀ぐらいの差別はわかりますからな――五郎入道正宗でなければ、越中国松倉の住人右馬介義弘――というところはいかがです」
しきりに返答を迫るが、どうしても手答えがないものだから、ピグミーも、いよいよテレきってしまって、
「何とかおっしゃって下さいな、当りでなければ当り同然とか、否でなければ否縁とか何とかおっしゃって下さらなければ、張合いがございません、相州の五郎入道でなければ、越中の松倉郷、こんなところはいかがです、やっぱりいけませんか」
ピグミーは、竜之助の小手の上で、足拍子を二つ三つ踏みながら、
「尤も……郷と化け物は見たことがない、と人が言いますからな。松倉郷の義弘は享年僅か二十七で亡くなりました、天成の名人でございます、玄人は正宗以上だと申しますよ。二十七歳で亡くなって、天下の名刀を残した人ですから、刀を打ちにこの世へ生れて来たようなものです、天才ですね、とてもたまらないものです。