후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠16
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠16(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 268,946자 · 520화면
一番、ここで打明けて話してやれ」
という気になって、それから、若い夫は寝物語に、ぐんぐんと昔語りをぶちまけてしまいました。
「実はお前の前の亭主は、わたしのためには御主人であるお旦那は、病気で死んだんじゃない――わたしが殺したのだ」
お内儀さんは、恐るべき沈黙をもって、若い亭主の自慢がてらの旧悪の告白をすっかり聞いてしまいました。
その結果は意外でした。
お内儀さんは、その場でムキに怒って、直ぐにお上へ訴えて出たのです。
それから二人が召捕られて、とうとうあの通り磔刑にかかって、穴の掘り手のない非業の最期を遂げました――
といういちぶしじゅうの物語を幸内の口から聞かせられて、お銀様は、
「それはお前の話が少し違うようだ、わたしの記憶している昔話では、お内儀さんが訴えて出ると、その若い番頭が直ぐに捕えられてお処刑にかかったが、お内儀さんの方は、最初からその気持でやらせたわけではなし、直接にも、間接にも、夫殺し、主殺しに、手を下したわけではないのだから、おかまいなしということになったけれども、お内儀さんは、なんにしても自分は夫と名のつくものを二人まで殺してしまったのだから申しわけがないと言って、子供はみな親類へ預け、自分は寺へ入って尼になって一生を送ったというではないか」