일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠16

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠16(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 268,946자 · 520화면

아오조라 문고

大菩薩峠

一

宇治山田の米友は、山形雄偉なる胆吹山を後ろにして、しきりに木の株根を掘っています。

その地点を見れば、まさしく胆吹山の南麓であって、その周囲を見れば荒野原、その一部分の雑木が斫り倒され、榛莽荊棘が刈り去られてある。そのうちのある一部分に向って鍬を打卸しつつ、米友がひとり空々漠々として木の根を掘りつつあるのです。

打込む鍬の音が、こだまを返すほど森閑たるところで、ひとり精根を株根に打込んで、側目もふらず稼いでいるのは、この木の株根に執着があるわけではなく、こうして幾つもの株根を掘り起すことの目的は、この土地を開墾する、つまりあらくを切るための労力でなくてほかに理由のあるはずはありません。

米友が胆吹山の下で開墾事業をはじめた。

これは、これだけの図を見れば驚異にも価することに相違ないが、筋道をたずねてみれば甚だ自然なものがあるのです。それは後にわかるとして、こうして米友が一心不乱にあらくを切っているとき、

「米友さん――」

そこへ不意に後ろの林から現われたのは、手拭を姉さん被りにして、目籠の中へ何か野菜類を入れたのを小脇にして、そうしてニッコリ笑って呼びかけたのはお雪ちゃんでした。