후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠19
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠19(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 319,771자 · 617화면
「お風呂からお上りの、早速、紛失物がある、拙者のここへ差置いた胴巻がない、金子が見えぬ――なんぞと大さわぎがおっぱじまると待構えておりましてな、そうおいでなすった時にはザマあ見やがれと、この尻を引っからげて、片手六法かなんかで花道を引っこみの寸法で、仕組んで置いた芝居なんでございますが、相手がそう受けてくれません、本舞台の方でウンともスンとも文句が起らねえから、揚幕の引込みがつかねえ、こいつぁ相手が悪いなあと思いましたよ」
「ふーん、こっちが騒がなかったら、かえって首尾がいいとは思わなかったか」
「ところが違います、いけねえ、こいつは出直しと思いました」
「貴様は、なかなかくろうとだ」
「へ、へ、へ、どうか先生、お弟子にしておくんなさいまし、わしゃ実は、甲州無宿でござんして、がんりきの百蔵とやらいうしがねえやくざ野郎の成れの果て――と言いてえが、まだ果てまではちっと間のある、中ぶらりんのケチな野郎でござんすが、なにぶんお見知り置かれまして」
変な言いぶりになってきた、漫然お茶らかしているものとも見えない。いったい、不破の関守氏をこの野郎は何と見て、こんなに、上ったり下ったりしているのか、次第によっては下へさがって本式やくざ附合いの作法によって、親分子分の盃でも受け兼ねまじき真剣さも見て見られようというものです。