후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠2
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠2(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,601자 · 387화면
たしかに六七里は来ているから、お玉の足ではかなり草臥れていました。所帯道具を背負っているために、米友は今更お玉を背負ってやるわけにもゆきません。
「やあ橋がこわれてやがる。何だ、出逢橋だって。洒落た名前だな、出逢橋がこわれて縁切橋なんぞは気が利かねえ。飛んじまえ。玉ちゃんお前、飛べるかえ。飛べなきゃあ、どっかから丸太を探し出して橋をかけてやるがどうだい」
米友は軽々とそのこわれた板橋の間を飛び越えてしまって、荷物をそこへ下ろしているとお玉は、
「飛べますよ、このくらいのところ、わたしだって」
距離は一間ぐらいしかないのだから、お玉も何の気なしに、
「どっこいしょ」
米友が気づかっているのを無頓着に飛びは飛んだが、見事に飛び損ねてしまいました。
「あれ――」
「ソレ、だから言わねえこっちゃあねえ」
米友は喫驚して小川に陥ったお玉の手を取る。川は小さな流れだけれども、相当の深さでありました。
そういう場合における米友は注文より以上に敏捷っこいので、女を水物にしてしまうようなことはなく、お玉がおっこちるが早いか直ぐに腕を取って引き上げてしまいました。
「だから言わねえこっちゃあねえ、待っていりゃあ丸太を持って来て橋を架けてやるものを、気の短けえことったら」