후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠2
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠2(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,601자 · 387화면
「大分、御精が出ますね」
「日記は、忙しくともその日に書いておかねば、あとを怠る故」
「感心なことでございます。私共なんぞも若い時に、もう少し勉強をしておけば、もう少しよい人になったものでございましょうが、貧乏や何やかで、つい学問の方に精を出すことができませんで、今となっては後悔先に立たずでございます、若いうちに御勉強をなさらなくてはなりません」
七兵衛は述懐めいたことを言う。
「おやおや、絵図をお書きになりましたね。なるほど、甲州入りの絵図でございますね。よくこんなに細かにお書きなすったものでございますね。私なんぞはこの甲州を通ることが幾度あるか知れませんが、まだ絵図面を取ってみようというような考えを起したこともございませんのに、さすがにあなた様は」
七兵衛は兵馬が書いた甲州図を見て、
「なるほど、こちらの方が西川内領、ここが万沢でございますな。こちらが東川内領で十島。なるほど、この富士川を上ってここが福士、それから身延鰍沢、信州境から郡内、萩原入から秩父の方まで、よく出ておりますな。中へ入れば、これでずいぶん広いところもありますけれど、こうして見れば本当に甲州は山ばかりでございますな」