일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠3

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠3(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 214,131자 · 423화면

아오조라 문고

能登守は、お君とその犬との親身な有様をじっと見つめていました。伊太夫はじめ能登守のお伴の者がそこへ駈けつけたのはその後のことであります。

駒井能登守は有野村の馬大尽のところから帰り道に、

「一学」

と言って若党の名を馬の上から呼びました。

「はい」

「あの犬を大切にしていた娘を、そちは見たような女と思わぬか」

「はいはい、そのことでござりまする、私もそのように申し上げようかと存じておりましたところでござりまする」

「何と思うていた」

「遠慮なく申し上げてもよろしうござりましょうか」

「遠慮なく申してみるがよい」

「左様ならば申し上げてしまいまする、あの女の子は奥方様に生写しでござりまするな」

「そうか、拙者もそう思うたからそちに聞いてみた」

能登守は莞爾として一学を顧みました。

「左様でござりまする、奥方様より歳は二つ三つ若いようでござりまするが、あれで奥方様と同じお作りを致させますれば、全く以てわたくしたちまで見違えてしまうでござりましょう」

「その通りじゃ」

そうして馬を打たせて、御勅使川の岸を東へ歩ませて行きました。

「殿様」

「何だ」

「あの、奥方様はいつごろ、こちらへお見えになりまする」