후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠3
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠3(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 214,131자 · 423화면
小林もさすがにその突飛な推察に驚かされたようです。しかし、そう言われてみると、城内でしかるべき人として、海のものとも山のものとも知れないのは新任の駒井能登守一人だけです。これを突飛として見れば突飛だが、注意を以て観察すればその人が、一廉の注意人物でない限りはありません。
「しかし先生、これには寸分も証拠とてはござりませぬ、先生なればこそ、斯様なことを申し上げるので、余人へは冗談にも申されたことではござりませぬ。それを確かめるために、私は今夜からひとつ、忍びを実地に稽古してみとうござりまするが如何でござりましょう、先生の御意見は」
「なるほど」
「今夜ということに限らず、これから一心にあの駒井能登守殿の挙動をいちいち探査してみとうござりまする、いかがなもので」
「なるほど」
「そうしていよいよ、これはという動きの取れぬところを押えたら、相手が相手だけに妙ではございませんか」
「うむ、面白い」
ここに至って小林師範役は膝を打ちました。岡村も喜んで、
「では先生も御賛成下さいますな」
「いかにも。やって見給え。しかし相手が相手だけに用心も一層じゃ」
その後、岡村は道場へはあまり姿を見せないようになりました。